モノクロカメラ素子の感度のピークが赤外近くにあるなら、
赤色のフラッシュを焚いて、カメラにローパスフィルタつければ、
外乱光の影響を抑えることができるのでは?
ということを大雑把に試してみた。
波長580nm以下の光をカットしてくれるシャープカットフィルタSC58(見た目はカラーセロハン)と
波長660nmの超高輝度LEDのH-3000L(3000mcd)を組み合わせてみた。
カメラで撮影すると、フィルタ有り無しでの明るさの変化はほぼなく、外乱光の影響も小さくなりそう。
しかし、全体的に暗い。
4灯で0.15W位しかないため、光量がまるで足りていない。
というか660nm付近のLEDはあまり発光効率が良くないみたい。
現在の照明と同じ光量にするためには沢山のLEDが必要となり、重くなるので照明には使えなさそう。
照明を焚く理由は、ハレーション対策や坂の下等の一部暗い所で画が暗くなることの対策もあるけれど、
露光時間を短くしてブレた画を作らないようにすること。
常にロボットは動いているので露光時間が長いと、
トレースラインやクロスラインがボヤケて白色がどんどん暗くなり、コントラストが悪くなる。
露光時間が長すぎると
クロスラインを見落とすだけでなく、S時コーナの切り替えしやクランクや
車線変更の復帰時のようなところでもコースを見失ってしまう。